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矢野桃子 Creative Director

デザイナーをしていた母の影響で、モノを創る仕事につきたいと幼い頃から思っていました。英語を話せるようになりたいというだけの思いから単身渡米、やりたい事に出逢いました。1990年にロスアンジェルス・パサデナのアートセンターを卒業。

その後帰国するまで、米国サンタモニカのオルテガデザイングループ等でデザイナーとしてゼロックスやジャフラコスメティックス等のクライアントを担当しました。

1996年に帰国し、9年間外資系広告代理店と契約しシニア・アートディレクターとして英語/日本語でのクルマ、たばこ、お酒などのクライアントをメインに担当。

同時にフリーとして、その他広告代理店・PR会社とアニュアルレポートや金融、ジュエリー/化粧品メーカー等の冊子や広告等のお仕事もさせていただきました。

2005年からは港区の自宅を拠点としてクルマ、金融、コスメ、建材、バイクなど幅広くお仕事をしています。

誰に、何をつたえるか。基本を忘れず、ぶれない訴求。個人店舗から企業まで、ターゲットのインサイトに響くアイデアのある作品創りが必要なのは同じです。仕事の規模にかかわらず広告から冊子、イベント、店頭まで垣根を越えてのコミュニケーションを、ひとつひとつ丁寧に制作することが目標です。
momoyano.com


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印刷か、出力か。 Design 2002〜

印刷物を制作せずに出力で充分という考え方が一般的になりつつある。近年では「ファンシーな印刷物はもうやめた。」と言う姿勢の企業も多い。コンセプトを伝えられるデザインがなされていれば、出力で良い。今や、印刷物は贅沢品となったが、出力物とは大きな違いもある。冊子を手に取った時の肌から感じる紙の質感、開き方にあっ! と驚かせられたり、見開きで感じる迫力やインパクトのある発色などなど。これからの印刷物には、単なる情報を載せて運ぶだけではなく、それ以上の使命を持たせるべきであろう。リーテムは、紙だけでなく、金属や木なども使用し、様々なアイテムを制作してきた。

そして今年、CSRWEBを初めて制作する。サイト上には、「迷うためのマインドマップ」としてリーテムの思考回路内を探索できるゲームも開発された。おもしろいチャレンジになりそうだ。

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リーテムCSR(環境)報告書デザイン Design 2002〜

2002年環境問題に無知ではいけない。2003年人と環境の悲しい関係は小さな誤差から始まった。2004年宇宙から見ると地球も星のひとつ。2005年下支えが、しっかりあってこその栄えを信じる。2006年小さな生活の提唱。2007年エコリュックの概念。2008年エコセンター構想。2009年タテ割りの構造にヨコ串を刺す。2010/2011年環境教育に力を入れる。2012年エコパンクで行く。

リーテムの報告書には毎年、メッセージがある。そして、それを、わかりやすく伝えることが私の役目である。10年間のメッセージは様々なように見えるかもしれないが、本質はひとつ。環境にたずさわるリーテムだからできる、環境問題への取組み。多面体である問題を毎年、色々な角度から表現することにより、人々に伝えたい危機をカタチとして残していく。そして、決して語ることはやめない。それがリーテムの報告書である。